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2016
3月のレッスンテーマ「外方脚を使った練習・運動をしてみよう」
2月のレッスンテーマは「反対駈歩~反対姿勢に挑戦~」でした。
馬の内方姿勢を保ちながら、顔の向きとは反対方向に動かしていく練習では、手綱だけではなく、騎乗者の騎座・明確な脚の合図の必要性を感じてもらえたと思います。
その中でも、外方脚の使用・維持が苦手な方が多く見られました。
馬体のコントロールを手綱・内方脚のみで行い、外方脚は何もしていない状態だと、馬体が外に膨らんだり、障害の回転では大きく流れていく原因になります。
外方脚もちゃんと使って乗るクセをつけて、馬体の維持・コントロールの質をレベルアップしましょう。
外方脚を使った練習・運動①~輪乗りの開閉~
まずは、シンプルな練習で外方脚を使ってみましょう。
輪乗り運動をしながら、輪乗り(直径20m)の円をだんだん小さくして、巻き乗り(直径10m)にします。
この時、手綱をメインではなく、外方脚を使いながら馬を誘導してあげることを心がけて下さい。
馬が反応してくれたら、強く使い続けない様に注意します。円を広げて行く時は、内方脚で少しずつ広げながら
馬を誘導します。
脚の合図は、「内方脚を使ったら外へ、外方脚を使ったら内へ」という風に、馬にシンプルに
伝えてあげるように意識して下さい。
外方脚を使った練習・運動②~腰を内へ~
「肩を内へ」の練習と違うのは、馬の後肢を前肢より蹄跡の内側に入れたまま行進する点です。
腹帯上の内方脚より、後ろにずらして外方脚は使います。
外方脚をずらして使うことで、馬の腰を内側にいれる様に働きかけてあげます。
蹄跡上で馬の後肢が、前肢よりも内側に入るように、明確に外方脚を使っていきましょう!
*上級者の方は、「肩を内へ」も「腰を内へ」も馬に内方姿勢をとらせ状態で行う事を意識して下さい。
隅角を上手く使ってみましょう。
外方脚を使った練習・運動③~ターンオンザホンチス~
ターンオンザホンチスは、馬が内方後肢を軸にして小さい小さい半巻きをするイメージを持って下さい。
半巻きをする方向に、内方姿勢をとり(内側の手綱は軽く開き手綱でもオッケーです)、後ろに引いた外方脚で、一歩一歩馬の動きに合わせながら馬のお腹に使っていきます。
「輪乗りを小さくする」時に、外方脚で「外から内へ」を意識したのと同じように、外方脚で馬を誘導するのを心がけて下さい。
☆1月、2月のレッスンテーマにあった、3湾曲・反対姿勢も外方脚のサポートを意識しながら復習してみてはいかがでしょうか!
左右の脚が同じように使えれば問題ありませんが、右か左で上手く使えない脚がある方が多いと思うので、特に自分が苦手な手前の時に、外方の脚がちゃんと使えているかチェックして下さい!
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